お知らせ

処理剤 CMC

11年10月05日

前回紹介した数種類の処理剤、その中で今回は、CMCの効果や特徴について説明します! 

CMC(細胞膜複合体)・・・極性脂質 約57% セラミド 43%で作られてる

CMCは温まると溶けて、冷えると固まる、バターみたいな性質をもっている。CMCは、アルカリに弱い。カラーやパーマの薬剤は、CMCを破壊しながら髪の内部に侵入していく。

CMCの2つの役割

1、*キューティクルと*コルテックスの間にある接着剤

2、薬剤や処理剤の通り路(水や油の通り路)

1、キューティクルとコルテックスの間にある接着剤

割り箸100本束ねる・・・コルテックス100本

  ↓

まわりに折り紙を貼り付ける・・・キューティクル貼り付ける

  ↓

割り箸100本と折り紙 つけても、バラバラになってしまう。

  ↓

のりみたいな接着剤が必要

という事で、割り箸(コルテックス)と割り箸(コルテックス)と間、割り箸(コルテックス)と折り紙(キューティクル)の間が、CMCです。

2、薬剤や処理剤の通り道(水や油の通り路)

例えば、ダメージ毛・・・高野豆腐(乾燥したヘチマみたいなやつ)

高野豆腐にペンキの入ったバケツに入れて輪切りにする

 ↓

外側に色が着いている

高野豆腐に細かい油(CMC)につけてから、ペンキの入ったバケツに入れて輪切りにする

 ↓

内側にも色が浸透している *ペンキの路ができたから

カラー剤も同様、ダメージ毛にはCMCが少ないので、内部までカラー剤が行かず、髪の外側の方で発色してしまいます。

 

簡単にまとめますと、接着剤の役割で切れ毛やパサつきのないコンディションを保ち、薬剤の通り路を作り毛の内部までしっかり薬剤を浸透させる効果があります!

*キューティクル→毛表皮・毛の表面

*コルテッククス→毛皮質・毛髪全体の約80~85%

また書きます。

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